今持っている洋服は着ていく目的やシーンは明確ですか?
着ていく場所や会う人が明確でない洋服はどんな場面にも登場することなくクローゼットの肥やしとなってしまう可能性があります。今回の内容は「手持ちの洋服の着る目的やシーンを明確にして活躍させよう」というお話です。反対に着る目的や着ていくシーンが明確にならない洋服は手放しても問題のない洋服ということです。
今回の記事があなたのワードローブを洗練する手助けになれば幸いです。
前回のおさらい
まずは、前回のおさらいです。
- 洋服とはチームスポーツのようなもの
- 単体では活躍できず、組み合わせて初めて効果を発揮する
- 効果を発揮するためには、洋服それぞれに最適な役割を与えなければならない
というお話をしました。
前回のブログはこちらから→https://wardrobe-monkey.com/teamsports/
それでは洋服にはどのような役割があるのか?
それを以下の3軸で整理します。
- 目的・シーン軸
- 機能軸
- 気温・季節軸
今回は「1. 目的・シーン軸」で洋服を整理する具体的な方法について説明していきます。
目的・シーン軸で洋服を整理する手順
①着用シーンを書きだす
まずはじめに、あなたが洋服を着るシーンを全て書き出してください。
私の場合は
- 仕事(晴れ)
- 仕事(雨)
- プライベート(晴れ)
- プライベート(雨)
- ランニング
- サッカー
- 部屋着、パジャマ
こんな感じで分類をしてみました。まずは思いつく限り、ざっくりで大丈夫です。私は雨の日を分けてみました。仕事で外勤と内勤の日があって服装を変えている場合はそれぞれ分けてください。趣味の服装がある場合はそれも書き出してください。
②着用頻度を書き出す
シーンが書き出せたら次はシーンごとの着用頻度を書き出していきます。私の場合なら
- 仕事(晴れ) →週5回
- 仕事(雨) →月4回
- プライベート(晴れ)→週2回
- プライベート(雨) →月2回
- ランニング →週3回
- サッカー →週1回
- 部屋着、パジャマ →週7回
- 慶事 →年2回
- 弔事 →年2回
こんな感じです。およそで大丈夫です。雨の日は平均して年間の30%ということだったので、それくらいになるように頻度を入れました。
③必要なセット数を導き出す
セット数とは1コーディネートのことです。仕事はスーツだという方なら、
・スーツ(上下)
・ワイシャツ
・ネクタイ
・ベルト
・靴下
・靴
・コート
・バッグ・鞄
これで1セットになります。
仕事着の着用頻度は週5日なので、5セットあれば1週間が過ごせることになります。もし、必要なセット数より洋服が多い場合、その洋服は手放す候補になります。
④アイテムごとに必要数を導き出す。
ただし、個々のアイテムによって必要な枚数は調整が必要になります。
考慮する必要があるのは洗濯頻度です。例えばワイシャツは毎日替える必要があると思いますが、洗濯は毎日していますか?毎日している方もいらっしゃれば、週末にまとめて洗濯をする方もいらっしゃると思います。
毎日家で洗濯をしているという方は、①今着ている分、②洗濯している分、③乾かなかったときの予備、の3枚で足りてしまうかもしれないですし、5日分まとめて毎週末クリーニングに出しているという方は5枚+受け取れなかったときの予備1枚が必要かもしれません。
趣味の物も土日に連続して使用する場合は2セット必要かもしれませんし、2日おきに使用する場合は1セットで十分かもしれません。着用頻度、洗濯日数に応じて量を調整してください。
⑤洋服をそれぞれのシーンごとに分ける
いよいよ洋服の仕分けに入ります。
上で書き出したシーンごとに洋服を分けていってください。なるべく部屋を広く使って「仕事着コーナー」、「趣味着コーナー」など区切って段ボールやレジャーシートを敷くとやりやすいです。
ポイントはなるべく普段合わせているコーディネートを組んで分けていくこと。
これにより、合わせにくい洋服が浮き彫りになります。また、この時に着用できない洋服や機能をなさなくなった洋服は処分の対象として処分BOXを作ってそちらに分けてください。
【着用できない・機能をなさない洋服の例】
・サイズが合わなくなった
・穴が空いている
・ボタンやファスナーが壊れている
・防水、撥水機能が劣化している
・着るとかゆい、不快感がある
仕分けを終えて、もし、どのシーンにも当てはまらない洋服があったらそれは手放すべき洋服です。
昔着ていた洋服でも今のライフスタイルに合わないのであればそれは手放し時です。
⑥セットを厳選する
ついにここまで来ました。仕分けた洋服たちを最初に書き出した必要セット数に絞っていきます。
まずは洋服の山が小さいところまたは、必要なセット数が少ないところから手をつけましょう。簡単なところから手を付けるのが整理のコツです。
仕分けた山をさらに「残すBOX」と「手放すBOX」に分けましょう。どうしても迷うものは「保留BOX」を作ってそちらに入れればOKです。
洋服を厳選する作業。ここが一番の山場であり、皆さんが一番頭を悩ませるところだと思います。ここで洋服整理の助けになる10個の質問を用意しました。迷う服があったらこの質問を投げかけてください。
【洋服を選ぶ基準がわかる質問集】
- 同じシーンで選んだ他のコーディネートに合わせられますか?
- その服(靴)を着て会う人は誰ですか?
- 会う方にどのような印象を持ってもらいたいですか?
- その服はそれを叶えてくれますか?
- その服を着ていくところはどこですか?
- その服で訪れるところを満喫できますか?
- そのシーンに100%集中できますか?
- あなたの気分は上がりますか?
- 着ていてストレスは感じませんか(キツイ、チクチク)?
- お手入れ、管理が面倒ではないですか?
迷う洋服には以上の質問を投げかけてみてください。当てはまらないと思った洋服は手放しを検討しましょう。
まとめ
以上が目的やシーンを基準に洋服を選ぶ方法でした。
まとめると、
- 着用シーン、着用頻度を書き出し必要数を把握する
- シーンごとに洋服を分ける
- 各シーンの必要数に合わせて厳選する
以上になります。ポイントは今のライフスタイルに合ったシーンを書き出すこと。例えば、「転職」、「結婚」、「出産」など大きなイベントがあると必要な洋服は変わってきます。昔のライフスタイルの洋服を持ち続けているとクローゼットはあっという間にパンパンになり、今本当に必要な洋服を迎え入れることができません。
ライフスタイルの変わり目は洋服の見直し時です。迷うときは上記の10個の質問を活用して「今本当に必要な洋服」を厳選してください。
以上、参考になればうれしいです。
次回は「機能軸で考える洋服の整理方法」についてお話いたします。
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ワードローブプランナー/みつる
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